2023年03月16日

菜の花マラニックレポート 〜マラニックは出会いの場〜

晴れて気温19℃、天候に恵まれた3月12日(日)、20名以上の方に参加いただき「菜の花色の江戸川」と「流山江戸回廊レトロな街並み」を楽しむ「菜の花マラニック」を開催しました。
千葉県と東京都、埼玉県の境を流れる江戸川、その土手は筆者のランニングのホームコースです。2月講座でお話いただいたブラインドランナーの薮太郎師匠も流山市の土手のそばに自宅があり、伴走の定番コースでもあります。
江戸川の春は菜の花とともにやってきます。黄色の絨毯に覆われる3月上旬から、暖かい南風が吹き、雲雀や雉の鳴き声が聞こえるようになります。また流域の流山市の本町はかつて江戸川の水運やみりんの製造で栄え、現在も古い街並み、老舗、土蔵などが残っています。本町江戸回廊と呼ばれ、レトロな雰囲気を楽しめるスポットです。そんな江戸川の春をゆっくり楽しむマラニックになりました。
ランニンググループは10名、松戸駅に集合し江戸川土手を関宿方面の上流に向かって楽々ペースで進みました。いたるところに菜の花の花畑が広がり雲雀のさえずりが聞こえてきます。実は2月の下旬から土手を走るたびに菜の花の咲き具合を気にしていて、なかなか黄色い花が咲かずに少し焦っていました。ようやく約1週間前からの暖かさでどんどん咲いてきてくれて胸をなでおろしました。途中から橋を渡って埼玉県側に。約10キロを2時間余りかけてのユルランでした。
三郷駅に集合したウォーキンググループ、埼玉県側の大お花畑を経由して流山橋を渡りました。メンバーは遠方から参加いただいたグループ、久しぶりにお会いできた方々など13名、嬉しい出会いの場にもなりました。千葉県側の左岸をゆっくりと散策します。土手の上は舗装されてサイクリングも楽しめます。遡っていくと利根川に合流し群馬県まで続いています。暖かさに誘われて自転車も多く走っていました。
合流後の昼食は江戸回廊で築124年の国登録有形文化財の「笹屋土蔵」の内装をリノベーションした「蔵ごころ」とお米屋流山食糧の倉庫を改装した「古舎カフェ灯環」へ。両店舗とも古民家、倉庫を利用したレトロな店造りです。
午後は江戸回廊ウォークです。浅間神社、見せ蔵の万華鏡ギャラリー、焔魔堂、新選組陣屋後、まちなかミュージアム、光明院、赤城神社、南北約2キロ弱の範囲の散策です。万華鏡ギャラリーはいつの間にか改装してカフェとミュージアムが併設されていました。なんという幸運でしょう、主なポイントには流山市の観光ボランティアの方が待ち受けていて丁寧な説明を聞くことができました。
終点はゆるゆる走る流山電鉄平和台駅。15時過ぎに(一部遠方の方は14時ころ)到着して春を満喫したマラニックを終了しました。
今回は23名の皆様にご参加いただきました。コロナの影響でしばらくお会いできなかった皆さん、古くからのお友達同士の方々、初めての方との出会いもありました。マラニックは出会いの場でもあることをあらためて感じました。ランニングの世界・友の会ではこれからも皆様に喜んでいただけるイベントを開催していく予定です。またご一緒しましょう。(Y)
※写真はクリック(タップ)すると大きくみれます。
5.jpg
6.jpg
8.jpg
9.jpg
10.jpg
11.jpg
13.jpg
15.jpg
posted by miko at 08:50| Comment(0) | イベントレポート

2023年03月10日

2022年度 2月 ランニング大学レポート

2月19日(日)に海洋大学越中島校舎で開催しました。
今月は「ランニングと健康生活」をテーマに、午前の座学は山西先生に「ランナーの心」と題し、萩原隆氏の「健康ランニング考」の講義をしていただきました。「走りは苦痛の多い退屈なもので幸福感などあるとすれば、走り終えたときにもう走らなくてよいと思う瞬間である。」という言葉に、ふとレースを思い出し、確かにと妙に納得してしまいました。ランナーズハイはエンドルフィンの作用であることや、ランニングをするのであれば、外に出て自然に親しみ、四季の移り変わりに耳を傾けているうちに感覚がとぎすまされ、自分の体の声を聞くことができるようになる。まさに自然流マラニック、ランナーの心につながる内容でした。
午後の実技は、山崎倫明代表のバンバンクラブ(伴走、伴歩)の皆さんにご協力をいただき、視覚障害者ランナーの伴走経験をさせていただきました。はじめに視覚障害者ランナーの中澤氏のこれまでの人生経験をおもしろおかしく語っていただきました。生まれつき視覚障害で小学校から寮に入り、自分のことは自分でやる事を寮母さんに教えられ「たとえ目が見えなくてもなんでもやってみる」がポリシーとなったそうです。青梅マラソンの高校生の部の10qで大会でも初めての視覚障害者ランナーとして出走し、仲間が囲ってくれ健常人と一緒に走っていると感動したことが、今まで走り続けられている原点になったこと。そこから伴走者とタオルを使って誘導してもらう事を考えたり、様々な練習方法を見つけ練習を重ね大会に参加されたりと、ランナー人生を送られています。時間が足りないくらい盛りだくさんの内容のお話でした。
 お話のあとは外に出て実際に伴走体験です。伴走とは障害者ランナーが安全に安心して走れるように、路面状況を説明、走路の確保、進行方向を伝えるなどして一緒に走ること。伴走は障害者ランナーと伴走者をつなぐ大切な伴走ロープを使用します。伴走に関する様々な注意点を教えいただき、障害者ランナーと一緒に走りました。曲がるときは少し手間で右や左と伝えるのですが、考えているうちに曲がるポイントになってしまったり、人とぶつかりそうになったりと最初はみんなうまく誘導できなく、伴走の難しさを知りました。今度は目を閉じて視覚障害ランナーとして体験。体験することでどの様な事を伝えて欲しいなどがわかり、再度、伴走するときには、だいぶ伝えられるようになったようでした。視覚と聴覚の両方の障害を持っている方を「盲ろう者」といいますが、盲ろう者の伴走は伴走ロープが頼りで軽く引くときはそろそろ曲がる、強く2回引くと曲がる時などさらに細かい合図があり、伴走の難しさ、重要さを知ることができました。まだまだいろいろありますがとても良い体験ができ、障害者ランナーと今後も一緒に走りを楽しみたいです。
最後にどどいつ「手にはヒモ カーブ坂道 段差にでこぼこ 手足をそろえて走りましょう」が伴走のポイントです。
一日笑いのある楽しい時間でした。バンバンクラブの皆様ありがとうございました。

文責:K

写真もお楽しみください
LINE_ALBUM_2023年2月講座_230310_13.jpg

LINE_ALBUM_2023年2月講座_230310_12.jpg

LINE_ALBUM_2023年2月講座_230310_11.jpg

LINE_ALBUM_2023年2月講座_230310_10.jpg

LINE_ALBUM_2023年2月講座_230310_9.jpg

LINE_ALBUM_2023年2月講座_230310_8.jpg

LINE_ALBUM_2023年2月講座_230310_7.jpg

LINE_ALBUM_2023年2月講座_230310_6.jpg

LINE_ALBUM_2023年2月講座_230310_5.jpg

LINE_ALBUM_2023年2月講座_230310_4.jpg

LINE_ALBUM_2023年2月講座_230310_3.jpg

LINE_ALBUM_2023年2月講座_230310_2.jpg

LINE_ALBUM_2023年2月講座_230310_1.jpg

LINE_ALBUM_2023年2月講座_230310_0.jpg


posted by miko at 20:05| Comment(0) | イベントレポート

2023年02月10日

2023年1月 ランニング大学レポート

2023年1月22日(日)3年ぶりに海洋大学越中島キャンパスで開催できました。
以前のいろいろな情景が思い出され、嬉しさと懐かしさを感じた時間でした。
1月のテーマは「ランナーの食事考察」。講師は西村会長にお願いをして「食事と躰を点検する」とし食生活のセルフチェックを行い、「あなたの進む道はダイエットか?フレイル対策か?」の内容でお話をしていただきました。
 まずは、言葉は知っていてもきちんと説明できないフレイルとサルコペニアの定義の違いで、フレイルはまだ健康に戻れる可能性のある状態であることなどを学びました。次は各自で肥満指数のBMIを算出したり、前もって3日間の食事記録をしてきた内容をもとに食事バランスや傾向をチェックしたりと今後の食生活の見直しができました。
偏りが少ない食事をしているつもりが、改めてチェックしてみると主菜が多い食事や主食が多い食事であったなどみなさん反省と改善がみられたようでした。また、フレイル基本チェックリストをもとにフレイルのチェックも簡単に行い、安心したような不安になった点もあったような皆さん思い思いのようでした。
 食事をすれば排泄はつきものです。食事の話の次は西村会長の専門である排泄のお話になりました。成人の腸には約1Kg前後の腸内細菌が住んでいる事や腸内細菌叢は脳細胞よりも多いとは驚きでした。腸は第二の脳といわれ腸は自律神経をコントロールしているなど脳腸相関があり、腸内細菌はあらゆる病気と関連し、腸内細菌叢のバランスが崩れることで様々な病気を発症するとのエビデンスもある事を知りました。シンバイオティクスのお話もあり、食事バランスが重要であり、腸内細菌叢を整えることが健康へとつながることなどを学びました。駆け足の講義でしたが、自分の躰と向き合う時間になりました。
午後はお遊びでミニ駅伝。走る人と歩く人の4人で混合チーム編成を行い、交互にタスキリレー方式。大学構内で約500mのコースをつくり、歩く人は1周、走る人は2周で設定し競わずに各チーム何分でゴールするか時間申告制とし、申告時間に一番近いチームが優勝としました。歩く人からスタート。時計を見るのは禁止なので、皆さんこのスピードはどのくらいだろう?と考えながら歩いたり、走ったりしていて、その姿を見るのも楽しかったです。受講生の中に病気で走れなくなり、リハビリとしてランニング大学に参加されるようになり、最初は歩くことから始められていました。そして、このリレーでは歩く人でしたが、走りたくなったようで最後に走りだしたその姿にはみんな感動!走っている!すごい!ランニング大学を毎月開催していてよかったと嬉しくなったひと時でした。優勝は申告時間と30秒以内差、最下位は2分近く誤差が生じていましたが、笑いありの楽しい時間を過ごしました。
2023年うれしい出来事から始まったランニング大学。今年が楽しみです。
文責:K

写真もごらんください。クリック(タップ)すると大きくなります。
LINE_ALBUM_2023年1月講座写真_230209_18.jpg

LINE_ALBUM_2023年1月講座写真_230209_17.jpg

LINE_ALBUM_2023年1月講座写真_230209_16.jpg

LINE_ALBUM_2023年1月講座写真_230209_15.jpg

LINE_ALBUM_2023年1月講座写真_230209_14.jpg

LINE_ALBUM_2023年1月講座写真_230209_13.jpg

LINE_ALBUM_2023年1月講座写真_230209_12.jpg

LINE_ALBUM_2023年1月講座写真_230209_11.jpg

LINE_ALBUM_2023年1月講座写真_230209_10.jpg

LINE_ALBUM_2023年1月講座写真_230209_9.jpg

LINE_ALBUM_2023年1月講座写真_230209_8.jpg

LINE_ALBUM_2023年1月講座写真_230209_7.jpg

LINE_ALBUM_2023年1月講座写真_230209_6.jpg

LINE_ALBUM_2023年1月講座写真_230209_5.jpg

LINE_ALBUM_2023年1月講座写真_230209_4.jpg

LINE_ALBUM_2023年1月講座写真_230209_3.jpg

LINE_ALBUM_2023年1月講座写真_230209_2.jpg

LINE_ALBUM_2023年1月講座写真_230209_1.jpg

LINE_ALBUM_2023年1月講座写真_230209_0.jpg
posted by miko at 13:53| Comment(0) | イベントレポート