2018年08月07日

自然流ランニング大学例会(8月)報告

8月5日(日)、灼熱の太陽輝く東京海洋大学越中島キャンパス85周年記念会館で自然流ランニング大学8月講座は開講しました。
講師はランニング伝道師山西哲郎先生。座学のテーマは「健康とランニング」。心身の健康はランニングの主要な課題であり目標です。正しく健康的な運動としてのランニングは生活の一部と位置づけられています。講座ではランニングを通しての真なる健康づくりを学ぶとともに、中高年における自己にふさわしいランニング処方を身に着け実践することを目標とします。
また特別実技として場所をグランドからプールに移して田村悠司先生に「着衣泳」の指導をいただく内容になっています。
午前10時、ランニングの世界11号の巻頭言「ランニングと生活」をテキストに山西節の講座がスタートしました。
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先人たちのランニング人生観と受講生の自己・精神・身体をリンクさせる作業です。ランニングが生活に及ぼす影響、日内の生体のリズムとランニングの関係、季節とともに移ろうランニング生活、そして年代によって変化していくランニング生活を学びました。
ランナー生活の評価チェックには歩数、消費エネルギーが有効だそうです。ランナーは1日8000歩が下限であること、階段昇降は通常の歩行の3倍のエネルギー消費であることなど興味深い内容でした。
実技は35℃超のグランドで実施しました。4人1組で100m5本のリレーを2セット行いました。
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短時間で距離も短いトレーニングでしたが給水をとりながら効率的で安全なレベルであったと思います。高温の中を長時間長距離走るより高質な内容になりました。給水用の重いクーラーバックを運んでいただいた事務局池田さんに感謝です。
実技2部は田村先生にご指導いただき「着衣泳」の体験です。先生は東京海洋大学教授で海難学会の副会長です。テレビ、ラジオででも活躍されていますが海や川での溺死事故を無くしたいという強い思いが伝わる講義でした。
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受講生は長袖長ズボンにサンダル、ランニングシューズなどをはいてプールに入ります。まず2Lペットボトルを体につけて浮力を体験します。思いのほか大きな浮力を得られるものです。
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息を吸った状態で人の比重は0.98になります。2%の部分は水の上に出ることになり、仰向けになると鼻と口が水面に出て呼吸ができるようになります。これが「背浮き」の状態です。「ういてまて」という言葉はまさに海難から生還するキイワードになるのです。2020年からこの「背浮き」が小学校の学習指導要領に入るそうです。それにしても夏空を見ながらプールの水の中を漂うことは非日常の解放感がありました。
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とても貴重な時間を過ごすことができました。(Y)
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2018年07月14日

自然流ランニング大学例会(7月)報告

 今回はペースの要点である「スピード」について学びました。初心者からサブスリー・ランナーまで、走力は人によっておおいに異なるわけですから、同じキロ6分でも、ある人にとっては速く、別の人にとっては遅い、ということになる。
では、キロ6分を「速い」と思っている人、だから「きつい」と感じている人。ほんとうにそうなのでしょうか。それを教えてくれるのが、「心拍数」です。
 まず、それぞれの最大心拍数をはじき出します。最も簡単な算出方法は、220−年齢(女性は226−年齢)。安静時心拍数×1・1+115も一般的です。安静時心拍数は気持ちを落ち着け脈を計ってください。最大心拍数の算出は、全力で12分間走をしてから脈を測ればもっと正確です。最大心拍数に対する割合が、80〜85%なら「きつい」、65%くらいなら「楽」です。キロ6分で走っていて65%なら、けっして「きつい」とはいえない。もっとがんばれるはずです。
 基礎体力の向上や脂肪燃焼には「楽」な走りがよい。それは漫然と「楽」に走るより、65%の心拍数、最大心拍数が180の人なら117で走るということです。心拍計でその前後をキープする、あるいは自分にとっての心拍数117のスピードを知り、その速さをキープする。そうすれば、より効率的な練習が可能になります。
 同様に「快適」や「追い込み」の心拍数(スピード)、フルマラソンを走り抜く心拍数(スピード)=80%くらい=も知っておきたい。山西哲郎先生、佐々木誠先生(快体健歩療術院院長)の指導のもと、それぞれの「スピード」の把握に取り組みました。(S)
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佐々木誠先生にフォームの指導を受けました
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実技は江東区の東京海洋大学ラグビー場で
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骨盤を意識して走りました
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グラウンド脇の盛り上がりを利用し、ヒルトレーニング
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山西哲郎先生がハッパをかけます
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2018年06月13日

自然流ランニング大学例会(6月)報告

 お久しぶりです、小林先生! 「ランニングの世界・友の会」の元事務局長で、かつては当大学の常連講師だった小林均先生に、何年かぶりに実技の指導をしていただきました。ランナーとしての成長ぶりを見せたかったのですが、いかんせん、気持ちに体がついてこない。6月10日、東京海洋大学のある東京地方は雨。しかし、実技の最中はかろうじて降雨を免れました。
 ランニングフォームの改善が実技のテーマです。競技力は心・技・体の3つ。このうち、ランニングにおける技(術)は、作戦・ペース配分・ランニングフォームの3つです。市民ランナーはマラソン大会で勝とうというわけではないので、肝心なのはフォームのみといってもよいでしょう。指導は「接地のしかた」に絞って行われました。一度にいろいろ言われても混乱するだけですから、これはありがたい。
 効率のよい接地とは、次の2点です。
 ・接地した足の真上に体が来るようにする。
 ・足首、膝、腰をなるべく曲げないようにする。
 なるほど、簡単ですね。脚を前に踏み出したり、その際、膝が曲がっていたりすると、腰が落ちて前に進みませんものね。とはいえ、簡単な理屈に体がついてこない。そんなわけで、リバウンドジャンプや競歩を応用したドリルに取り組みました。最後に参加者それぞれの走りを動画で撮影し、あとで反省したり、誇らしい気分になったりしました。
 山西哲郎先生の座学は「ランニングと感性」がテーマでした。フォームはもちろん重要なのだけれど、走っているとき感覚も、大切にしなければならない。そんなお話でした。(S)
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ケネニサ・ベケレ選手(エチオピア)を参考に、ランニングフォームについて話す小林先生
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明治丸を背にストレッチ。その向こうにはタワーマンション
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段差を使ったストレッチ。山西先生が見守る
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フォーム改善のためのドリル
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効率よい接地を目指し、いろいろやります
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フォームの動画を撮影中
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