「自己のペースを創る」が今回のテーマ。調子、速度、足取り、テンポという神経的な技術を体得することでペース感覚を養いスピードを維持する、また速度変化に対応する走り方を学びます。
1, 座学
特別講師の佐々木誠先生から「ランニングを楽しむ」ことは「ランニングを味わう」ことと言い換えてみてはどうかという興味深い示唆をいただきました。また「トレーニングの目的と強度」「トレーニング日誌」の解説をいただきました。
「ペース感覚」は・衝撃 ・ストライド ・風圧 ・呼吸など運動器、皮膚、循環器などを通して感覚をつかむことがレースペースだけでなく完走のためにも必要であることを学びました。
2,実技
<1キロのペース走>
ペースAは最大心拍数の65%LSDペース
ペースBはフルマラソンペース、最大心拍数の80%
ペースCは90%以上のペース
ペースを感覚的に体験するとともに練習の「テーマの設定」、同じコースでの「定点観測」、心拍数、タイムなど「記録する」ことの大切さをご教示いただきました。自分自身は「走行距離」「体重」は記録しているものの「心拍数」「ペース」など細かいデータは記録しておらず残念な練習になっていたことを痛感しました。
<ビルドアップ7キロ走>
1キロごとに10秒ずつペースアップ。この10秒のデリケートな感覚を把握することはなかなか難しいのですが各自のペースで走り切りました。このようなスピード練習はエリートランナーのK先輩の独壇場。「キロ6分から」という自己宣言は当然ながら偽りの世界でいきなり5分30秒の「一線を越えて」のスタート、周回ごとに遠くなっていく年老いた元箱根駅伝ランナーの後ろ姿をメンバーは呆然と追いかけたのでありました。
<フルマラソン完走メソッド〜初心者コース>
ビギナーコースは秋のキャンパスで基礎練習。12月のホノルルマラソン完走をめざすメソッドをこなしました。参加されるすべての方がハッピーになれるホノルルマラソンをエンジョイしていただくことをお祈りします。
<ウォーミングアップ・クールダウン>
「ストレッチの鬼」佐々木先生のご指導での合理的かつ効果的な動きは基本的なメニューに取り入れていきたいと思います。この運動を体験できるだけでも「ランニング大学」を受講する価値がありますね。(文責Y)