2023年1月22日(日)3年ぶりに海洋大学越中島キャンパスで開催できました。
以前のいろいろな情景が思い出され、嬉しさと懐かしさを感じた時間でした。
1月のテーマは「ランナーの食事考察」。講師は西村会長にお願いをして「食事と躰を点検する」とし食生活のセルフチェックを行い、「あなたの進む道はダイエットか?フレイル対策か?」の内容でお話をしていただきました。
まずは、言葉は知っていてもきちんと説明できないフレイルとサルコペニアの定義の違いで、フレイルはまだ健康に戻れる可能性のある状態であることなどを学びました。次は各自で肥満指数のBMIを算出したり、前もって3日間の食事記録をしてきた内容をもとに食事バランスや傾向をチェックしたりと今後の食生活の見直しができました。
偏りが少ない食事をしているつもりが、改めてチェックしてみると主菜が多い食事や主食が多い食事であったなどみなさん反省と改善がみられたようでした。また、フレイル基本チェックリストをもとにフレイルのチェックも簡単に行い、安心したような不安になった点もあったような皆さん思い思いのようでした。
食事をすれば排泄はつきものです。食事の話の次は西村会長の専門である排泄のお話になりました。成人の腸には約1Kg前後の腸内細菌が住んでいる事や腸内細菌叢は脳細胞よりも多いとは驚きでした。腸は第二の脳といわれ腸は自律神経をコントロールしているなど脳腸相関があり、腸内細菌はあらゆる病気と関連し、腸内細菌叢のバランスが崩れることで様々な病気を発症するとのエビデンスもある事を知りました。シンバイオティクスのお話もあり、食事バランスが重要であり、腸内細菌叢を整えることが健康へとつながることなどを学びました。駆け足の講義でしたが、自分の躰と向き合う時間になりました。
午後はお遊びでミニ駅伝。走る人と歩く人の4人で混合チーム編成を行い、交互にタスキリレー方式。大学構内で約500mのコースをつくり、歩く人は1周、走る人は2周で設定し競わずに各チーム何分でゴールするか時間申告制とし、申告時間に一番近いチームが優勝としました。歩く人からスタート。時計を見るのは禁止なので、皆さんこのスピードはどのくらいだろう?と考えながら歩いたり、走ったりしていて、その姿を見るのも楽しかったです。受講生の中に病気で走れなくなり、リハビリとしてランニング大学に参加されるようになり、最初は歩くことから始められていました。そして、このリレーでは歩く人でしたが、走りたくなったようで最後に走りだしたその姿にはみんな感動!走っている!すごい!ランニング大学を毎月開催していてよかったと嬉しくなったひと時でした。優勝は申告時間と30秒以内差、最下位は2分近く誤差が生じていましたが、笑いありの楽しい時間を過ごしました。
2023年うれしい出来事から始まったランニング大学。今年が楽しみです。
文責:K
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