2019年09月25日

2019年度ランニング大学 夏合宿@妙高高原

 例年8月に行われていた夏合宿を一か月遅らせて、今年度は9月14〜16日のシルバーウィークに開催しました。一か月の違いで妙高高原からは夏の厳しさが影を潜め、山の中はすっかり秋の風情。笹ヶ峰からのトレイルコースにあるズミトンネルにはズミ(酸実)の実が鮮やかな朱に色づき、何よりも心地よく走ることのできる気候となって、9月開催もなかなか良いではないかと思わせる合宿となりました。
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ズミ(酸実)
八塚リーダー、山西先生、西村会長をはじめ参加者17名、それぞれに楽しくもあり厳しくもある合宿を堪能した三日間です。
 初日には、HRT(heart rate threshold;心拍性作業閾値)が乳酸閾値と一致することを学び、黒姫山麓のトラックに出てビルドアップ走をしながら心拍数を計測することによって自分のHRTを知る試みが行われました。スピードを横軸に心拍数を縦軸に取ってプロットしていくと、どこかで直線関係が崩れるスピードが見つかります。そのときの心拍数がHRT。日頃のトレーニングのときに自分のHRTを参考に運動強度を調節してトレーニング効果を上げつつも健康に走りましょう。インフィールドの芝生で裸足になると足の裏をくすぐられて実に心地よい。童心に戻ります。ストレッチで背伸びをして見上げると青々とした秋空が天高く広がり、さあ合宿が始まったとリラックスした第一日目です。
 二日目は、笹ヶ峰の牧場をスタートしてぐるりとトレイルマラニック。秋の風が爽やかで、オカトラノオの白い穂にヤマトリカブトやオヤマリンドウのブルー、季節の花も咲いています。ちょうど行われていた100マイル走イベントのランナーと山道で出会う度に拍手で応援。逆にハイカーに出会うと私たちの方が拍手されて、「私たち選手ではありませんから」と言い訳をしてしまう自分たちがちょっと可笑しい。「速い組」・「遅い組」に分けてスタートしたはずなのに、ちょっと休憩するとすぐに追いつかれてしまい、「遅い組」の底力発揮に恐れ入った「速い?組」でした。笹ヶ峰から宿舎までの急坂を駆け下りたいという初参加の女性の方が実は素晴らしいスピードランナーとも知らずに同走してヘロヘロになったスタッフもいましたっけ。
 三日目。疲労がたまった身体を、宿舎「ハイランドロッジ タケゲン」の感激的においしい料理の数々と二次会のビールが支えてくれています。朝の間に少し降った雨もあがり、最終日は黒姫山麓のコスモス園へランニング往復。容赦のない上がり坂に息を荒くしてたどりついたコスモス園では、秋桜とダリアが咲きそろって私たちを迎えてくれました。
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 今年の合宿では、走力で距離の長短を分けず、全員が同じコースを走り切りました。それぞれ無理のないペースでちょっとだけ頑張ればこれだけ走ることができたと嬉しい声も聞こえていたようです。モーニングランの苗名の滝はことし特に水量豊富で迫力の眺めでした。いもり池の水面を埋めたスイレンと早朝の温かい足湯もよい思い出です。
 初めて参加してくださった方、久しぶりに再会できた方、そして常連の方々、みなさん、ありがとうございました。また、お会いしましょう。  (北島 記)

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posted by miko at 20:10| Comment(0) | イベントレポート