2019年04月26日

自然流ランニング大学例会(4月)報告

 新年度のランニング大学が始まりました。1回目はまだ、平成。20日、東京海洋大学(江東区)での開催です。テーマは「走る楽しさ」でした。
 「古代ギリシャには、球戯(きゅうぎ)があった」と山西哲郎先生。ボール遊びは昔から楽しいものでした。では、ランニングはどうだったのでしょうか。走っている人たちは戦争に向っているか、敗れて退却しているかで、いずれにせよ苦しそうな表情だったはずです。
ランニングの記憶は多くの人々にとって、体育の授業や校内マラソンなど、つらいものだったのではないでしょうか。だが、「ランニングは楽しい」と山西先生。
 大学教員時代、「ジョギング」の課目を作り、気軽な気持ちでやってきた学生らに「単位取得にはハーフマラソンの完走が必須」と告げたところ、絶望的な顔をしたそうです。ですが、裸足にさせ、30分走から始めたところ、徐々にランニングに喜びを見いだし、数カ月もすると、みな立派なランナーになったといいます。要は、つらいという誤ったイメージを払拭することでしょう。
 講義のあと、当大学の学生でもある原田侑武(すすむ)さんと野口智子さんがそれぞれのランニングライフについて語りました。
原田さんはランニングと出会って20キロの減量に成功。毎朝のジョギングで元気になり、この喜びを他の人にも伝えたいといまでは、ランニングを指導するまでに。野口さんはランニングの際の風景を心に残したいとスケッチを始めました。スケッチ道具をリュックに詰め込み、町や野山を走る独特のランニングを紹介しました。
 実技はレベルで2つグループに分かれて実施。快晴、しかし、空気はまだひんやりして、ランニングにはうってつけの一日でした。(S)
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スケッチランについて説明する野口智子さん

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裸足になり、芝生に寝転がって、あー気持ちいい

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2人1組になってストレッチ

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海洋大キャンパス内をランニング。左が原田侑武さん

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後方は、明治丸と佃リバーシティの高層マンション
posted by miko at 20:42| Comment(2) | イベントレポート

2019年04月02日

春の花めぐりマラニック2019 with 山西哲郎(3月31日)報告

 朝はどんより曇った寒空だったのに、走り始めるころには晴れて、やがて汗ばむほどの陽気に−。格好のマラニック日和となりました。約70人が東京都江東区の有明スポーツセンターに集合。ゆるゆる(10キロ未満)、そこそこ(10キロ目安)、満喫(15キロ目安)の3コースで、10人一組のグループになり、街に飛び出しました。
 マラニックとは、マラソンとピクニックを組み合わせた造語。仲間と語り合いながら、ゆっくり走り、ときには歩き、途中、立ち止まって名所を見たり、おいしいものを食べたりします。
 有明スポーツセンターの前の通りは、かつての東京マラソンのコース。この手前でビッグサイトに向け左折していました。センターのお隣は、2020年東京五輪・パラリンピックの会場の一つとなる有明テニスの森公園(改装中)。晴海に建設中の選手村もすぐの距離で、周辺のあちこちに、五輪を迎える騒々しさが感じられます。しかし、多くの参加者のお目当ては、五輪より反対側のレインボーブリッジのようでした。
 行きまたは帰りを「ゆりかもめ」などの公共交通利用とし、芝公園や浜離宮を目指します。なにしろ、サクラの季節ですからね。ちなみに、レインボーブリッジは、芝浦ふ頭側はエレベーターで地上から上り下りするため、芝浦側から来ると最後が下りで楽、台場側から行くと最初、きつい上り坂となります。
 「ランニングはサンマだ!」と山西先生。えっ、ランニングは対話だったのでは? サンマとは3つの間。時「間」、空「間」を走り、仲「間」との時間を楽しんでください、ということでした。(S)
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出発前の参加者に「ランニングを楽しもう」と呼びかける山西哲郎先生
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スポーツセンター前で準備運動。「早く走ろうよ」と男の子
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ゆっくり走ると、いろいろなものが見え、さまざまな音が聞こえてきます
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道を譲ることも大切
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レインボーブリッジ前で記念撮影
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街のあちこちがサクラの花で彩られていました
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今川焼を食べながら、バックは東京タワーと増上寺
posted by miko at 14:38| Comment(0) | イベントレポート