2018年09月19日

自然流ランニング大学例会(9月)報告

「ボーっと走ってんじゃねえよ!」
 チコちゃんに叱られた気分である。
 正しい走り方って知ってる? そのための練習とは? そんなことも考えず、楽しいから、ダイエットになるから、ビールがおいしく飲めるから・・・と、漫然と走っている人の何と多いことか。
かくいう私もそうである。
 「いいフォームの新入生は走り込みをやらせれば、どんどん良くなる」と大学監督時代を思い出して山西哲郎先生。だが、悪いフォームの人は走り込むほどに悪くなり、記録は伸びないし、故障の危険もある。
そうした話をこんこんと聞かされてから、快体健歩ランニングクラブの佐々木誠氏による、フォーム改善のための講義・実技に入った。
 長距離走のパフォーマンスは、体力(最大酸素摂取量、乳酸性代謝閾値)と技術(ランニング・エコノミー)で決定する。後者の上達を目指そうというものだ。
 佐々木氏によると、正しい走り方の基礎は、@腰(臀部)の高位安定A骨盤から上半身の懐(ふところ)を大きくとることによる前傾B左右それぞれの上半身の前への動き−である。意識することや、運動器の改善、その双方により、正しいフォームを身につける。
 頭では分かっても、実践はなかなか難しいものだ。今回、役立ったのは、各自のフォームのビデオ撮影である。坂道を利用し、上りの様子を、ドリル練習の前後で撮影した。自分の無様な姿と向き合うのはもちろん、他のランナーのフォームを、佐々木氏のコメント付きで見るのも参考になる。
 フォーム改善のためには、そのための練習を「定期的にする計画が必要」と佐々木氏。ボーっと走っていてはだめなのである。
9月例会は敬老の日の17日、山西先生を含む3人の70歳以上が参加して、東京海洋大学(江東区)で開催された。(S)
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1、2、3、ダー! 熱血、山西教室
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東京海洋大正門前を通過し、隅田川テラスへ向かう
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隅田川テラスで、フォーム改善のためのドリル
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坂を駆け上がるフォームを撮影
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佐々木氏が階段を使ったドリルを説明
posted by miko at 20:12| Comment(0) | イベントレポート