2018年07月14日

自然流ランニング大学例会(7月)報告

 今回はペースの要点である「スピード」について学びました。初心者からサブスリー・ランナーまで、走力は人によっておおいに異なるわけですから、同じキロ6分でも、ある人にとっては速く、別の人にとっては遅い、ということになる。
では、キロ6分を「速い」と思っている人、だから「きつい」と感じている人。ほんとうにそうなのでしょうか。それを教えてくれるのが、「心拍数」です。
 まず、それぞれの最大心拍数をはじき出します。最も簡単な算出方法は、220−年齢(女性は226−年齢)。安静時心拍数×1・1+115も一般的です。安静時心拍数は気持ちを落ち着け脈を計ってください。最大心拍数の算出は、全力で12分間走をしてから脈を測ればもっと正確です。最大心拍数に対する割合が、80〜85%なら「きつい」、65%くらいなら「楽」です。キロ6分で走っていて65%なら、けっして「きつい」とはいえない。もっとがんばれるはずです。
 基礎体力の向上や脂肪燃焼には「楽」な走りがよい。それは漫然と「楽」に走るより、65%の心拍数、最大心拍数が180の人なら117で走るということです。心拍計でその前後をキープする、あるいは自分にとっての心拍数117のスピードを知り、その速さをキープする。そうすれば、より効率的な練習が可能になります。
 同様に「快適」や「追い込み」の心拍数(スピード)、フルマラソンを走り抜く心拍数(スピード)=80%くらい=も知っておきたい。山西哲郎先生、佐々木誠先生(快体健歩療術院院長)の指導のもと、それぞれの「スピード」の把握に取り組みました。(S)
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佐々木誠先生にフォームの指導を受けました
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実技は江東区の東京海洋大学ラグビー場で
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骨盤を意識して走りました
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グラウンド脇の盛り上がりを利用し、ヒルトレーニング
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山西哲郎先生がハッパをかけます
posted by miko at 10:32| Comment(0) | イベントレポート