2017年10月02日

第6回「自然流ランニング大学」報告

9月24日(日)、ランニング大学9月例会が東京海洋大学越中島キャンパスで20名の受講生を集めて開講されました。
第1部指導者養成講座のテーマは「ステップアップのランニング」
この講座の教科書「ランニングリテラシー」の第6章ステップアップのランニングから「トレーニングの3原理、「過負荷の原理」「特異性の原理」「可逆性の原理」を学びました。(1)鍛えれば体力はアップする (2)トレーニングをやめると体力は下がる (3)やり過ぎると破綻するというルーの3原則と併せて解説いただきました。
引き続きの第2部の会員コース、テーマは、「歩と走の動作とは。その観察法と習得法」。秋の走り込み期を前にして、量的なトレーニング以前の“質的な走る動作”の練習をすることが大切であると山西先生は説きます。先生が10月に明治大学の公開講座で担当される「ランニングスポーツ論」(「平和」のためのスポーツを考え、走ったランナーたち)に寄せた文章、山西先生が責任編集の雑誌『ランニングの世界』第14号の記事もテキストとして使用しました。
「動きを見抜く。部分で評価して全体でイメージを作り直す。言葉にする。そして、心地よさと美しさを感じて走る」ことが大事だ、と山西先生。
また、先生は、自身も教えを受けたオーストラリアの長距離のオリンピックコーチ、パーシー・セラティ(動物から感じ、動物のように走り、自然をそのまま食べることを説いた、自然流ランニング哲学者)の著書『チャンピオンへの道』より、自然そのままの技術の重要性について書かれた箇所も引用して、姿勢と動作の重要性を説明していました。
『ランニングの世界』第14号に、保原先生(日本市民スポーツ海外交流協会専務理事、ランニング学会認定ランニング指導員)が書いた記事によると、正しいフォームのためのポイントは3項目。
(1)適正な姿勢
まっすぐ頭と足を結び身体を支える中心の軸を作り、腕と脚はリラックスさせる。
(2)前傾し、重力で前進する
前傾するときは、ウエストからではなく足首から全身を傾けるようにする。
(3)腕と脚=下半身と上半身のフォーム
腕振りは肘を90度に曲げ、リラックスさせて振る。
(4)走りながら身につける
走るときは集中する項目を1項目か2項目に絞り込み、はっきりと「体で感知」できるまで続けてから、その次の走りで別項目に取り組む。
後半では先月の夏合宿で撮影したフォーム動画を見て、個々人によるフォームの違いを観察しました。
講義の後、西村会長が差し入れして下さった手作りの生姜入り五目おにぎりをいただきました。実技の前のエネルギーチャージ、美味しかったです。
実技は、合宿に参加した人たちと参加しなかった人たちに分かれて実施されました。
合宿参加組は、自分のフォーム撮影&解析はすでにやっているので、グラウンドで保原先生からフォームについての具体的な解説と実践練習を受け、フォームの改善点を意識しながら大学構内ジョグしました。
合宿不参加組は、山西先生のナビゲートで各自のランニングフォームを撮影し、教室に戻ってプロジェクターでそのフォームを見ながら指導を受けました。
その後は合流して、全体練習です。芝生グラウンドでの裸足走、十段跳び(なるべく高さを意識しながら、片足ずつで思いっきり10歩進み、歩幅と走るときの動作を再認識する)、二人一組で、感覚を研ぎ澄ますため片方が目をつぶって走るブラインドラン、草地に寝そべって背面マッサージなどを行いました。
実技終了後は、各自シャワーを浴びて着替え、いつもの懇親会です。西村会長の発案で、今回は、屋外にテーブルと椅子を出して、屋外で行いました。風が吹き抜ける木陰の芝生で飲み食べ・・・ピクニック気分で爽快でした。
10月の走り込み時期(オクトーバーラン)の前に、基本となるフォームについて学べたのはとても有意義でした。ランニングにはとても良い気候の中で、師に学び、仲間と走って汗を流し、木陰で楽しく語り合い、充実した一日でした。
(Reiko.T)
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パーシー・セラティについて語る山西先生。

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山西先生から全体指導。海洋大学のグラウンドは芝生なので、裸足走がとても気持ちいいのです。

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H先生から、具体的なフォーム指導。

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いつものように、ラウンジで懇親会の準備をしてあったのだけど・・・

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みんなで屋外に移動して、木陰でピクニック気分の懇親会に!
posted by miko at 08:54| Comment(0) | イベントレポート