2019年02月12日

自然流ランニング大学例会(2月)報告

 本学を主催する山西哲郎先生にとって近年の最大の関心事は、「中高年にとってのランニング」ではないでしょうか。中高年のための指南「三途の川を走って渡ろう」(柏艪舎)を著したことでも分かります。山西先生と中高年ランナーとの出会いは50年前に遡る、というところから講義は始まりました。
 50年前のランニングブームは、1964年のマラソンで円谷幸吉が銅メダルを獲得した東京五輪を契機とするものでした。67年に始まった青梅マラソンは、第2の円谷となる若者を見出そうという趣旨だったのですが、実際には、中高年の参加者が多かったといいます。
 大学の指導者だった山西先生は乞われて、中高年ランナーの指導を始めました。彼らの体験談を本にまとめて出版したところ、5万部も売れ、驚かされたそうです。つまり、走る中高年が多かったということであり、やはり若者より、中高年が本を読むのだということでしょう。
 「退職後つぎつぎに病気にかかるゆううつな毎日。早朝マラソンが健康の良薬と聞き、町内の笑いものになって走る」。先生の本にある体験談のひとつです。
 「60歳になればランニング体験を言葉で表現しなければ。記録や順位もあるが、心の世界を語ろうよ」と山西先生。走るとき、自然と交わした対話、仲間との対話、自分との対話をそのまま、ほったらかしにしてはいけません。
 山西先生自身、年齢的にはもはや立派な高齢者ですが、寒空の下、グラウンドに飛び出し、実技の指導にあたりました。この日のプログラムは「鬼ごっこ」などのプレイが中心。2列に並び、「さくら」がコールされると、右側が逃げ、左側が追う。「うめ」だと、左側が逃げ、右側が追う。一方が間違えてぶつかりそうになるなど、中高年ランナーも子供のような笑顔がはじけました。
 例会は10日、東京海洋大キャンパス(江東区)で開かれ、染谷抗加齢研究所の染谷光亨所長によるアンチエイジングについてのお話もありました。(S)
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東京海洋大学での山西先生(右)の講義
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実技はペアになってのストレッチから
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先頭に立って走る山西先生(右から3人目)
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越中島の海洋大といえば明治丸。後方に湾岸地区のタワマンが見える
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1辺20メートルくらいの三角形を4人のチームで走るエンドレスリレー。笑顔がはじけます
posted by miko at 18:48| Comment(0) | イベントレポート

2019年01月31日

自然流ランニング大学例会報告(1月27日)

 週末は、時間をかけてロング・ペース走をしたり、LSDをしたり、あるいは、練習会に参加して互いに張り合いながら(励まし合いながら)がんばる。―として、仕事のある平日、どんな練習をすればいいのか。快体健歩ランニングクラブの佐々木誠さんが提唱する「コンバインドトレーニング」が大変、参考になりました。
 一例はこうです。
 ウォームアップジョグ(5分)
 動的ストレッチ(8分)
 バリエーションウォーク(2分)
 ジョグ〜ランニング(5分)
 階段バリエーション(5分)
 上り坂バリエーション(7分)
 ペース変化走またはビルドアップ走(33分)
 クールダウンジョグ(5分)
 補強筋力トレーニング(5分)
 静的ストレッチ(15分)
 全90分の中にフォーム改善やレースペース確認、スピード養成などの要素が入っています。厳しいけれども、ジョグで距離を稼ぐより、効果的な練習ができます。
 実技は隅田川テラスでこの短縮版を実施しました。
 佐々木さんの講評は「みなさん、だらだらしすぎ」でした。残念です! 短い時間でも効果が上がるのは、集中して実行するからです。
 佐々木さんからは、「トレーニング計画」の考え方についての講義がありました。中長期の計画、日々の練習のテーマなどはもちろん大切ですが、これらを有効とする条件として強調されたのがまず、コンディショニングです。いくら立派な計画でも風邪をひいて実行されなければ何の意味もありません。さらに重要なのは、モチベーション(動機)。そしてマネージメントです。仕事の都合に応じて、いかに練習時間を見つけるか。早朝か夜か。ちょっといっぱいの誘いを断るべきか。断るときは、どう断るのか。
 そうまでして練習するのですから、階段10本、さっさとやるしかないでしょう。(S)
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練習はストレッチから。東京は連日の快晴で空気がからからです
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階段上りは1段飛ばしも織り交ぜて
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上り坂でフォームづくり
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とはいえ、ゆっくり走るのが楽しいですね
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佐々木さんによるセルフマッサージの手ほどきもありました
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練習メニューの考え方について説明する佐々木さん
posted by miko at 09:10| Comment(0) | イベントレポート

2018年12月24日

自然流ランニング大学12月講座 レポート

12月講座のテーマは「大会を経験する」
通常の座学、実技の構成とは異なる新しい趣向の講座です。立正大学熊谷キャンパスで開催される「ベアリス30k」大会において
<ランナーとして走る>  <ボランティアを体験する>
2カテゴリーで大会に参加させていただきました。
ランニング大学受講生の参加は
30kランニング     7名
5kランニング      1名
ボランティア(ランニングとの兼務含む)
受付           2名
荷物預かり        1名
ランニングアドバイザー  1名
走路・給水        1名
ランニングクリニック   2名
            延べ15名 兼務もあるので実質11名でした。
その他、ベアリスランニングクラブでランニング友の会に関わっていただいている方が小林先生はじめ多くいらっしゃいます。
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ベアリスランニングクラブは熊谷市民と立正大学が連携して10年前に起ち上げられました。「ベアリス」とはベア(熊谷の熊)、リス(立正大の立)の結合語です。立正大学熊谷キャンパスと周辺の地域で全国の人たちに呼びかけて走る集いのランニング大会を造ろうと始められたのがこの大会です。フルマラソンへ繋がる走りを身につけるため目標ペースをゼッケンに表示する、ランニングアドバイザーがペーサーとして走る、ワンポイントレッスンやランニングクリニックを受講できるなど正に走学の場という大会です。
12月15日(日)、晴天、気温は0℃。寒さが身に染みるが幸いほぼ無風、ランニングには恵まれたコンディションです。受付担当の私とPさんは夜明け前6:30に会場入り。すでに駐車場係などベアリスランニングクラブのボランティアメンバーが活動を開始していました。名簿、すでに前日にセットされていたゼッケン・荷物袋などを受付場所のステラ前に運び配置につきます。
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ランニングアドバイザー兼務の私は中座してそちらの打ち合わせへ。「アロハ」のあいさつはホノルルマラソン帰りハワイかぶれのKNさんとTKさんです。1キロ6分のペーサーを一緒に担当することになりました。先輩方と同グループで心強い限りです。
9:00、5kmの部がスタート。小さなお子さんから女子大生までのチアガールの応援で華やかさが演出されます。ラン大からは現役大学生のOさんがエントリー。小林先生も絶賛の20分切りの躍動感あふれる走りを見せてくれました。
9:40に30kmがスタート。私たちの周囲には6分ゼッケンのメンバーが集まってきます。1週目5キロのラップは28分、2分速いペースです。残りの周回で調整していきました。周回が進むにつれてランナーのペースも変化してグループは様々なゼッケンが混在してきます。また4分台、5分台のランナーが追い越しコースを通過いくようになります。6週目終了30k180分ぴったりに合わせてアドバイザーの役割は完了です。ラストスパートでタイムを詰めるランナーの粘りに感心しました。
ランニング終了後、12:30、14:30の2回、ランニングクリニックが実施されました。山西先生はじめ専門の講師によるセミナーです。こちらも多くのランナーで盛況でした。
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ランニングで参加したメンバーは完走してもできなくてもこの経験が明日からの生活の背中を押してくれる力になったと思います。Oさんの走りとともに、OTさんの粘り強く苦しさを表情に出さないランニングは驚きでした。OHさんもダイエットの成果で軽い走りでした。素晴らしい。
ボランティア参加の受講生は早朝から遠方まで来ていただき本当に感謝です。参加する立場ではわからない大会の運営に関わることができたのは貴重な経験でした。また山西先生 小林先生には「大会を体験する初めての講座」にご理解をいただきご協力、ご指導、ご配慮いただきました。ありがとうございました。(Y)
posted by miko at 17:13| Comment(0) | イベントレポート